講演内容の概要
1. 都市を取り巻く課題
・ 人口減少・少子高齢化
・ 自動車利用の拡大、公共交通機関の疲弊
・ 拡散する市街地、中心市街地の空洞化
2. 低炭素都市づくり
・ 人口減少に適応する集約型都市構造への転換が不可欠であり、低炭素型社会の実現に大きく寄与
・ 集約型都市構造の実現に向けた戦略的な取組の方向
−多様な分野において公民が一つの目標を共有して施策展開
−交通施策と市街地整備との連携を深め、実現のための環境と条件を整備
3. 低炭素都市づくりガイドライン
・低炭素都市づくりの考え方
現在のCO2排出量を把握し、どの分野でどのような施策を実施するか自己診断することが必要であり、「交通・都市構造」、「エネルギー」、「みどり」の分野別に9つの方針をガイドラインで提示
4. 早急に講ずべき都市の低炭素化に関わる施策
・ 都市の低炭素化全般
・ 都市機能の集約と公共交通機関の利用促進等
・ エネルギーの効率的な利用の促進
・ 建築物の低炭素化
・ 緑地の保全・緑化の推進
・ 都市の低炭素化に係わる各主体の役割
・ 目標設定、施策の効化の評価と調査・分析手法の改善
・ 制度の不断の見直し
5. 都市の低炭素化の促進に関する法律案
・ 都市機能の集約化
−集約都市開発事業の認定制度
−駐車場法の特例
・ 公共交通機関の利用促進等
・ 緑地の保全及び緑化の推進に関する特例
・ 未利用エネルギーの利用の促進等
上記の内容をパワーポイントを使用して分かりやすくご説明をいただき、その後4名の方からの活発な質疑応答があり、低炭素まちづくりに関する関心の深さが伺えました。 |